下心




























最近気になることがる
青峰っちのこの手だ
「ん?」
「ちょっと貸して」
「んー」
「・・・」
大きさはあんまり変わらないけど
俺より多分ちょっと男らしい感じが
少し腹立つ
「・・・黒いっスね」
「うるせえ、真顔で言うな」
体温が特別高いわけでもない
多分そんな変わらないのに
何がこんなに違うのか
「なんスかねえ?」
「・・・何が」

触れてるとこう、なんとも言えない感じが

「フェロモン的な?」
「お前何言ってんの」
いやいや
「そんなバカな」
「おい、はったおすぞ」
「あいたっ」
デコピンされた
「うーん」
「なに」
「何か触ってると」
ぞわぞわするのは
「なんでっスかね」
「おい、大事なとこ抜けてんだろ」
「うーん」
「も、いいや、離せ」
「えー」

手を離すとやっぱり
何だったんだろうって
手を伸ばして、頬に触れてみる
いつもされるみたいに
「・・・」
「あ?」
「どうっスか?」
「かゆい」
「かゆい!?」
ぺしっと手を払われる
自分の手を頬に当てると、
やっぱ特に何もない
「そんなん、お前だからだろ」
「・・・」
肩肘ついて、手を伸ばす
指先が触れるあたりからほら
やっぱなんかおかしいって
「んー」
「下心じゃね?」
って笑いながら言う
ああ、それは考えなかった
「うん、そうかも」