お祈り




































心配はする
また二の舞になるんじゃないかって
でもどうしてだか
いつかの訣別も
置いてく位なら辞めてしまいそうな
優しさを彼には感じる

裏方に徹する君を
すさまじく感じたし
尊敬していた
決して人前にでない姿勢をかっていた
誰にもまねできない忍耐を
だから
逃げ出したときは
もう終わってしまったのかって
その程度で
また自分のことばっかになったけど
今度はそこで始めるって言うなら
また
同じ目にあわないように
一人取り残されてしまわないように
一緒にって
そこはかとなく淡い期待もあって
見に行ってみたけど
そこにはもう
君の居場所があった

けどね
多分いつかあの時みたいに
君は置いていかれるんじゃないかって
また
バスケを嫌いになるんじゃないかって
距離を置いたのは俺達かもしれないけど
訣別を選んだのは君だから


俺がそこに入ったのは一番最後だったけど
短くても楽しかったし
もっとバスケしたいって思った
本当に楽しかったから
知っていった君が
少しずつ埋もれていくのが
距離ができていくのが
俺には

利用するなら俺を使えばいい
のに
ダメか

これが女の子なら
伸ばした手をとってくれたりするんじゃないかって
思うけど
そりゃあね
そんな格好悪いこと
黒子っちはしないか

君は変わっていくけど
俺は変わってるだろうか
良い方に変わっていけたらいい


少しずつ変わっていく君と
君が見つけたお人よしと

できればその他諸々も
上手くいきますように