好きなところ



































割と気に入ってるとこがある
決して伝えたことないけど
けど今はダメです
「黒子っちパスパス」
「・・・」
やたらとパスをせがむ
中継の伊月先輩にパスを繰り返していたが
「黒子っちー」
「はあ」
あまりに五月蝿いのそちらに回すと
「やった、あ゛」
勿論青峰君にとられる
「青峰っち何するんすか」
「パスカット」
「そうじゃないっすよ、もう折角パス来たのに」
「うるせえよ」

「黄瀬君パスコースばれるんで黙っててください」
「うえ、すんません」
それから黙ってはくれるようになったけど、
他のスイッチが入る。





現在敵チームの筈の相棒と並ぶ
「なあ、」
「はい」
「俺達どうすりゃいんだ?」
「・・見てればいいんじゃないですか?」
青峰君がボールを持つ
勿論黄瀬君がマークするわけで
「どっちもゾーン入りそうなんだけど」
「引く位本気ですよ、二人とも」
でも
けどそう
こういう時の君が
一番



見兼ねた監督から注意と
「黒子くーん火神くーん何サボってるのかなー?」
「げ、監督さぼってねーよ、です」

桃井さんからのエールを受け
「テツくーん頑張ってー、青峰君倒しちゃえっ」
「頑張ります」

幼馴染の裏切りに青峰君が反応した
「あ?てめさつきっ」
「ちょっと、余所見すんなっす」
視線をはずした瞬間黄瀬君が動いた
「んなので抜けっかよ」
「うげっ」
と思ったら、すぐに取られてしまいました。
「ばーか」
「あ゛」
勿体無い

「君って青峰君相手だとホントへタレですね」
「う、黒子っちー」
そうやって一々僕なんか見なくていいのに
他のことに集中してる時の君が
一番
「好きなのに」
「ん?」
「ほら、今度はこっちの番です。ここで決めなきゃ男じゃないですよ」
「了解っす」
返事だけはいんですよ
いっつも