知らぬ間の告白

「えっと、俺こんなだけど。いいなら」 「え!?嘘っほんとに?カズ様」 「・・よろしく」 「あ、はい」 いやいや、まさか。 え?いや、やっぱわけわかんないって あーもう死んでもいいっ 「あ〜、今日も練習したー!!」 「してないって!」 「む。」 そんないつもの光景。 「でも、確かにイッキ君は実践派だよねv」 「流石我が下僕。」 「でも、だからって練習しないとダメなんだからね!」 「わーってるよ」 そうやって、にぎやかに帰る道。 「じゃ〜ね〜」 「カズ様また明日!!」 「おう」 これが永遠に続くのなら、それでも構わないって思うんだ。 「んー、それ僕が言うの?」 「お願い!」 「他にまともな奴がいなくて」 「まあ、いいよ。」 「ありがとう亜紀人君!!」 だから、まさかこんなことになってるとは思いもしなかったわけで。 「ねぇーカズ君、」 「ん?どうかしたのか亜紀人」 「あのね、カズ君ってさエミリちゃんのこと好きだよね?」 「ぶっは!?お前いきなり何?//」 「カズ君顔が赤いv」 「うっるせぇ、何なんだよ////」 「やっぱそうなんだぁ。」 「え、」 「あのさ、まさかカズ君、エミリちゃんがカズ君を好きなのわかってない?」 「・・」 「あ、やっぱわかんないんだvv」 「・・・」 「カズ君その顔はだめだよ」 「いや、え?」 「ま、ここまで言えばわかるよね?」 「えっと、」 とまあ、こんな情緒もへったくれもないようなことが起きてることも、 知るはずなくて。 「あ、カズ様〜今日もマック持ってくね!!」 「エミリ、」 「じゃ、また後で」 「あ、ちょい待った。」 「え?何?」 「あのさ、」 まあ、それで、冒頭に戻るんだけど、 「えっと、//」 「カズ様//」 なんか心臓バクバク言ってんですけど;; 「その、俺あんま、よくわかんねんだけど。」 カズ様がニット帽を脱いだ。 「亜紀人がいってたんだけど、」 「はい、」 「その、俺も好きだから////」 「・・?」 何が? いや、え?何が、えっと。 「あの、私もです////」 こんな日もあるんですね。 あ〜もうすぐ、学校だ。 今日は殆ど寝れなかった。 目をつぶるとカズ様がエンドレスで;; いや、それはいつもか、、 「あ、カズ様!」 「あ、・・おす///」 ちょっとそっぽ向くカズ様を見てると、 何だかこっちまで恥ずかしくなってしまって。 「・・おはよう///」 「・・」 「・・」 「だぁーもうっじれったい!!」 「おのれ、カズめ俺より先に春を迎えるとは、」 「あはは、ちょっとうざいよねvv」 「よかったんじゃないの、とりあえずはさ。」 「何か、今日暑いな////」 「あ、うん熱いね////」 これ、夢オチじゃないよね;;