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もう、指一本も動かない 息をするのもきつい。 意識が遠のく、、 「・・・・・ん?あ・・アキラ、何やってんの?」 「・・ほたる!?あなたこそ、、何を」 いつもなら、声がする前に気配で気づくはずなのに そういえば、時人もどこかへ行ったようだ 「負けたの?」 「・・・ええ、そうですよ」 「変なの、素直なアキラってキモチワルイ」 「・・・・そうですか」 「つまんない」 「ねえ、アキラ」 「なんです?」 「江戸ってどこ?」 「は?」 「俺、江戸にいきたかったんだけど」 「ほたる、ここが江戸ですよ」 「そうなんだ。」 「・・全く、相変わらずですね」 「アキラもね」 「ん?これ何」 だるい体は動かさず、心眼で見た 「あぁ、それは、時人が書いたんですよ」 「何の絵?」 「私が狂に負けた回数ですよ」 「3回も負けたの?」 「ええ、」 「俺なら負けないよ」 「次は勝ちますよ」 それから、一時会話はなかった。 疲労で、また、意識が遠のく その時、何かが頭を触れた。 少しして、ホタルが撫でているというのがわかった。 「・・あなたは、私の眠りを妨げるのが好きですね、」 「別に・・」 「何の真似ですか?」 「頑張ったね、」 「・・」 「うん、それだけ、じゃーね」 「・・・ほたる?」 「俺も、狂と死合わなきゃだから」 「・・」 「またね」 そう言い、ほたるはどこかへ行ってしまった 「全く、何考えてんだか」 「あ、アキラに狂どこに居るのか聞いとけば良かった。」