Purr







































「ふーむ、これはとっても興味深いかもってミサカはミサカは黄泉川が買ってきた雑誌を分析してみる」
「・・・」
「わ、ここに行ってみたいかもってミサカはミサカはあなたを腕を引っ張ってみる」
「・・あ?」
デートスポット特集って、なんだこりゃ
「ミサカこの遊園地に行ってみたいっ観覧車に乗ってみたいってミサカはミサカは興奮気味にお願いしてみる」
「行ってくればいいだろ」
「あなたと行きたいのってミサカはミサカはいい加減乙女心に気付いて欲しいかも」
「あー、そうかよ」
頬杖ついたまま適当に返事を返すと、不服をあからさまにする
「む〜あなたってつれないーてミサカはミサカはぶーたれてみる」
膨らんだ頬を指でつつくと、ぶふっと空気が漏れる
「クク」
「もー何するのってミサカはミサカは更に頬を膨らませてみる」
打ち止めは口をきつくつむんでまた頬を膨らます
「何度やっても同じだってェの」
また、空気が漏れると
「も〜やめてーってミサカはミサカはあなたの手をがっちり掴んで先制する」
「バーカ左手が空いてんだよ」
頬杖ついていた左手で鼻をつまむ
「も〜!!はなしてー」
「ククク」
打ち止めは小さい体を力いっぱいジタバタさせる
から、デコピンする
「あいたっ、もー決して負けは認めないんだからってミサカはミサカは腕を組みながら次の策を練ってみる」
「何度やっても同じだ」
「そんなことないもんっ・・・・ふふふ、ミサカは名案を思いついたのだーってミサカはミサカは・・・」
「・・・・・?」
隣に座っていた打ち止めがちょろちょろ走り回り、
背で足音が止まる


「えいってミサカはミサカは後ろからあなたにダイブする」
「ぅ・・・てめェ、どけ」
「ふふふ、負けを認めるがいいってミサカはミサカは勝ち誇った笑みを浮かべてみる」
「クソガキ・・・」
調子に乗ってるクソガキに両手を伸ばし
「きゃっ」
横腹あたりをくすぐる
「きゃ〜、それは反則ってミサカはミサカは、だめ〜」
「オイっ首絞めてんじゃねェ」
それでも手を離すまいとする打ち止めが首にぶら下がりだす
「ふふ、やめてーってミサカは、ミサ、〜っ」
首に絡まっていた腕がやっと解ける
「まだやるかァ?」
「降参ってミサカはミサカは両手を上げる」
打ち止めは妙ににやついた顔で、小さい体を上下させて息を整える
「あっテレビの時間」
「て、どこ座ってんだコラ」
打ち止めは器用にテーブルと俺の間に潜り込んでくる
「今日はクライマックスなんだからってミサカはミサカは重要性を示してみる」
「知るか」
コーヒーは、空かァ
これは、邪魔してやるしかねェな
「・・あれ、今日はどかさないのねってミサカはミサカはちょっと不思議に思いつつも特等席を得られたことに満足してみたり」
「べーつにィ」
「なんだか嫌なの予感がするかもってミサカはミサカはきゃあっ」
「たまには良いんじゃねえのォ?」
「決して良くはないかもってミサ、カはミサカは、答えてみるけど、ちょっと、まって一方通行〜」
「待たねェよ」
「さっき降参って言ったのにーってミサカはミサカは身をよじるけど意味がなかったりー」
「わかったらどけ」
「やだー」
「あ?」
「この、特等席を死守する、ことに、意味があるかもっ、てミサカはミサカは、意地をはってみる」
「そうかい、がんばれや」
「くーふふふ、やめて〜ってミサカはミサカは、ん〜」
「降参かァ?」
「う、まだぁ、あはははっ」
「馬鹿みてェにはしゃぐから、こっちが戦意喪失した」
「・・はあ、だりィ」
「やったミサカの任務は成功はしたってミサカはミサカは喜んでみる」
「そォかよ」
「一方通行」
「あン?」
「・・・なんでもないってミサカはミサカは微笑んでみる」
「・・何だァ?」
「なんでもないっ」