sunflower

































靴を履いて、ドアに手を伸ばした辺り
「・・・・」
「・・ぁ」
腰あたりに何かがしがみついた
「なんだァ?」
「・・どこ行くの?」
「・・・・・・」
「ってミサカはミサカは尋ねてみる」
なんとも言えない顔だった
怒ってるわけでも、悲しんでるわけでも、
寝ぼけてるのかとも思った
コンビニだと、告げようとして、止めた
どこに?は多分関係無いんだろう
「・・・どうしたの?」
「・・・・・ン」
片手を差し出す
それだけ
打ち止めは一瞬呆けて、
けど、すぐ手を掴んだ
「・・あ、うんっミサカも一緒に行くってミサカはミサカはあなたの手を握る」
「・・・そォかよ」
「うんっ」
「・・・」








家を出て数分歩いたところで
「そういえばさっきミサカ夢を見たのってミサカはミサカは唐突に話し出す」
「ふーん」
「もー相変わらず気の無い返事ってミサカはミサカは握った手をブンブン振り回してみる」
「あ゛ー、聞ィてる、聞ィてる」
「そ、れ、で、ねってミサカはミサカはなたの手をぐいぐい引っ張りながら続けてみる」
「・・うぜェ」
「ミサカよりも大きなひまわりが出てきてね、」
「・・・・・」
「・・・・」
「・・・・・・」
視線が相槌を求める
「・・・・・」
「・・・・・・で?」
「それでねってミサカはミサカは目で訴えるという新技効果に満足しつつ、夢の話をするんだけど。」
「・・・・ン」
「その大きなひまわりをミサカはずっと見上げてるの」
「・・それで」
「そしたら、ひまわりの種がボロボロ落ちていくの」
「で」
「それでおしまい」
「はあ?」
「種が全部落ちる前に目が覚めたのってミサカはミサカはあの不思議な夢を思い出しつつ説明する」
「はー」
「それが何だか寂しくて、目が覚めても寂しさが残ってたのってミサカはミサカは呟いてみる」
「夢だろォ」
「うん、」
「・・・」
「・・・」
「だから、夢だったんだろォ」
「うん」
「だから、あなたを捜したんだよってミサカはミサカは囁いてみる」
そう言って、また寂しげな顔をする




「・・・つーかよ」
「ん?」
「水やらなくても勝手に育つンじゃなかったか?」
「そうなの!?ってミサカはミサカはひまわりのタフさとあなたの意外な知識に驚いてみる」
「ああ゛?」
「確かに暑い夏に咲くものねってミサカはミサカは感心してみる」
「・・・」
「そっか、沢山の種が育ったらひまわりで一杯になるねってミサカはミサカはスキップしてみる」
「そしたら、お前見えなくなるンじゃねェの?」
「確かにジャンプしてもあの高さには敵わないかもってミサカはミサカは・・」
「だろォな」
「だったらミサカは大きな声であなたを呼べばいいかも」
「いつの間に、俺がみつける話なってンだァ?」
「ミサカ大きな声には自身あるってミサカはミサカは意気込んでみる。
そうすれば、きっと、あなたは見つけられるねってミサカはミサカは名案を掲げてみる」
「面倒くせェ」
「そう言いながらミサカを捜してくれる癖にってミサカはミサカは・・・・・・あれ?」
「何だよ」
「いつもならここでチョップとかが飛んでくるはずなのにってミサカはミサカは」
「うるせェ」
いつも通り手を上げて
いつもより力を抜いて落とした
「いたっ・・・く、ない・・?」
「・・・」
「痛くないもーんってミサカはミサカは憮然としてみる」
「良かったじゃねェか」
「うんってミサカはミサカはあなたの触れた所撫でながら喜んでみる」
「・・フン」
「・・・・へへ、痛くない〜」
「なんだァ?いつものチョップがお望みかァ?」
「違うもんっ、ってキャ〜」
繋いだ手を離さずに逃げ回る
「おい、引っ張ンな」
「やだ〜、ふふ」
ったく、やっといつもの面に戻った
















私の目はいつもあなたを