そんな当たり前のこと





































「えーいって、ミサカはミサカは掛け声つきであなたにお湯をかけてみる」
「てっめぇ」
「やっぱり反射が使えないのは不便だよねぇ、ってミサカはミサカは」
「あのなあ」
続けて浴槽から湯が飛んでくる
が、第二撃は洗面器でガード
「あー、ってミサカはミサカは、ちょっと悔しがってみたり」
「何度も同じ手にかかるかよ」
「むーってミサカはミサカは膨れてみたり」
「てかよォ、てめえに態々反射使うかよ」
「それってもしかして、ミサカの攻撃は反射なんか使わなくても余裕で防げるって事?ってミサカはミサカは憤慨気味に・・・
あ、もしかしてミサカのことは直接受け止めてくれるってこと?ってミサカはミサカは後者に期待を寄せながら質問してみる」
「くっだらねェ」
「ふふふ」
「なんだよ」
「一方通行はごまかしはするけど嘘はつかないのねってミサカはミサカは確信をついてみる」
「はっ、どうだかな」
「えへへー、あなたのあきれたような笑い方っていいなあって、ミサカはミサカはちょっと照れながら告白してみる」
「・・・そォかよ」
「わーい、一方通行照れたーってミサカはミサカは」
「ああ?誰が照れるか」
「だって、わざと難しそうな顔してるもんってミサはミサカは事実を告げてみる」
「んなわけあるかっ」
「んー、じゃあそういうことにしてあげるって、ミサカはミサカは空気を呼んで、、、、きゃー」
あんまり、生意気なことばっか言うもんだから、
仕返しにシャワーをかけてやった
「てめえも反射が使えりゃよかったなあ」
「もー、反射が使えたとしても、ミサカは一方通行には使わないもんって、ミサカはミサカは宣言する」
「そォかよ」
「きゃーもう、それ反則ってミサカはミサカは抵抗できずに不平を言うっ」
「うるせーよ」
「もー」
「おら、風呂変われ」
「はーい、あ、ミサカは先に上がるけど、着替え終わるまでドアは開けないでよねってミサカはミサカは」
「あー、わかったからさっさと上がれ」
「もー絶対開けちゃダメなんだからねってミサカはミサカは再度念を押すっ」
「だったら、入って来んなよ。面倒臭えな」

もし今までと同じように反射が使えたら
そんなこと

「一方通行っ」
「あン?」
「上がっていいよってミサカミサかは着替えがバッチリ終わったことを報告する」
「おい、頭ちゃんと乾かしとけ」
「はーいってミサカはミサカは元気良くお返事する」
半渇きのまま、打ち止めは部屋に走っていく

「ったく、誰がクソガキ相手に使うか」