眠気には誰も





































自室に居ると少し
自分でも把握できるくらいには
気が
抜けて

小さな体に少し体重を預けてみる
「ん?どうしたの?ってミサカはミサカは尋ねてみる」
「別に」
「・・ん?」
「・・・」

「一方通行?眠たいの?ってミサカはミサカは確認してみる」
「・・・ない」
「・・?」
「・・・・何でも」

「・・学園都市最強も、眠気には敵わないのね、ってミサカはミサカは観察してみる」
「・・・・・」
日が温かい
体の力が抜けて、音がどんどん遠ざかっていく
「・・・・・」
「・・・・・ん?」
落ちるギリギリで離れようとすると、今度は打ち止めが寄りかかる
「・・なんでもないよ、ってミサカはミサカはあなたの真似っこしてみたり」
「・・・」
腕から打ち止めの呼吸が伝わる
「・・・・」
「・・・・」
生活音の合間に脳からの高温が響いて
「・・ゆっくりしてると、眠くなってきたかも、ってミサカは、ミサカは・・」
「・・・・」
止んだ