ずるい僕

つまんねー 折角助けにきたのに、ザフトなんかといるし、 しかも、なんかうざい奴居るし 「ばーか、泳げないくせに海入るなよ」 「・・落ちたの・・ステラ・・海見てただけなの」 「はあ?」 「アウル、それくらいにしておけ。ステラ気をつけろよ」 「うん」 「ネオも心配してたからな」 「ネオ、心配?」 「そーだ、だから気をつけないとな」 「ステラ、気をつける」 馬鹿スティング、ネオの話なんかするなよ 「ステラもう着くぞ」 「・・ネオ」 ほら、もう聴こえてない こいつの頭ん中にはネオしかいねえんだよ 「フン」 つまんねーの 艦について、一番最初にネオが出てきた。 「ステラ、怪我はないか?」 「足、ちょっと痛い。・・でも大丈夫」 「そうか、すぐ治しもらおうな」 「うんv」 「スティング、アウルもすまなかったな、揺り籠に行ってくれ」 「ああ、」 ほんと、つまんねー 「・・だめっ。これ・・はずすの駄目なの」 ステラは足に巻いてあった、ハンカチを大事そうに持っていた。 「どうしたんだよ」 「アウルこれ駄目なの、シンくれたの」 「ふ〜ん、」 別にどうでもいいけど、こんなにステラが拒否するのも珍しい 「じゃあ、それは、はずさなくていいよ」 すぐ、ネオが現れた。 また、ネオかよ 「ほんと?」 「ああ、誰もステラの大事なものはとらないよ」 「うんv」 いっつも、ネオばっかりだ なあ、ステラ 「さて、アウル揺り籠に戻っていいぞ」 「・・」 言われなくてもわかってるよ ステラに僕は必要ない。 もういいや、 揺り籠に入った。 イライラする。 「ん、」 終わったか、揺り籠が開いた。 「あ、アウル」 「何だよ、ステラ」 「これなーに?」 そう言い、ステラはピンクのハンカチを見せた 「それ、お前が大事だって言ったんじゃんか」 「・・わからない、これ何?」 なんだ?こいつ覚えてないのか? 「・・な・・に?」 どうせなら 「もういいじゃん、ステラバスケしようぜ」 「・・・うんvステラバスケ好き」 「ほら、そんなもん置いてけよ」 「うん、これ・・いらない」 ステラの腕を取る、 思い出さなくていい、あんな奴 どうせなら忘れてしまえばいい、ネオのことも 僕だけ、 「ステラ、」 「なーに?」 「好きだよ」 「ステラもアウル好きv」 「ずっとね、」 「うん」 僕だけでいい 他に何もいらなくなればいい 僕だけ覚えてればいい 「ステラ」 ずるい僕

CopyRight(C) 咲貴己憂