ご褒美に


















「ぁ〜あ、なんだ、スティングもう終わったのか」
空いている揺り籠を見て、ぼんやりと思った。
揺り籠が開く音がした。
「ステラ?」
コイツまだ終わってなかったんだ。
「ステラ」
あれ、まだ寝てんじゃん
ステラの揺り籠に腰掛けた。
「ステラ、起きねえの?」
指にステラの髪を絡めた。




「大佐あれを」
「ほっておいてやれよ、あの子達は戦場でしか生きられない。」
「はあ、しかし」
モニターを切った
「上にも報告する必要は無い。しかっり戦ってるんだから。」
「わかりました」



「そんなに眠たいのかよ」
「ん・・」
唇を指でなぞった。
「ステラ」
唇に触れて、舐めた。
「ん、アウル?」
「あ、起きた」
「ステラ、眠い」
「今寝てたじゃん」
「アウルが起こした。」
「はいはい、ほら、部屋行くぞ」
「うん」
ステラの手を引いて、部屋に入った。

そのまま、ステラをベットに連れて行き、
手を離そうとしたら
「アウルも」
「僕は眠くないよ」
「アウルも」
「眠くないって言ってんのに」
「ふふ」
「何?」
「アウル好き」
「は?」
「アウル一緒」
「はいはい」
手は繋いだまま、二人でベットに入った。
「ステラ」
「なあに?」
指先でステラの唇に触れた。
「僕は眠くないんだよね」
「ステラ眠たい」
「ふーん」
「アウル、手くすぐったい」
「知らない」
「アウル?」
手を離して、ステラの上に乗った。
「アウル?ステラ眠いの」
「僕は眠くなんだって。だから、後で寝かせてやるよ」
「あとで?」
「そう、あとで」
「っん、ん、ぁ」
「あとでね」
「・・んんっ」
舌を絡ませて、息もさせない位口付ける。
だって、僕は眠くないから。