二人

外では花火の音がする 今日は夏祭りだ 生憎窓から花火は見えない 「・・夏祭り行きたかったな」 「カガリ様」 「何だ?」 「キラ様がいらしてます」 「キラが!?」 「客室にお通ししております」 「わかったありがとう」 キラは、ラクス達と夏祭りに行ったはずなのに。 早足で客室に向かった。 「キラ!」 「カガリ、忙しいのにごめんね」 「丁度休憩がはいったところだったから、 それよりどうしたんだ?」 「あのね、カガリ目瞑って?」 「ん?お前、夏祭りは?」 「いいから、目瞑って、それで口あけて?」 「ああ」 「む・・ん?」 「もういいよ」 「あ、これ」 「姫林檎v」 「甘いv」 「カガリ今日夏祭り行けなかったでしょ?だから、それお土産」 「ありがとな」 「おいしい?」 「ああ」 「よかった」 「カガリたまには息抜きしないと」、 「こうやってキラが来てくれるから大丈夫だ」 「そっか」 そういってキラは笑った 「キラは心配性だからな」 「そりゃカガリのことは心配するよ、兄だもんv」 「私が姉だ!」 「え〜そうかな〜?」 「ありえん!」 「僕お兄ちゃんがいいな〜v」 「私だって姉がいい!!」 クスクス 「あっカガリ、これもお土産忘れてた」 「金魚だ」 「うん、水槽とかある?」 「大きめの花瓶があるから、それにいれるよ」 「ほんとにありがとな」 「いいえ、カガリ喜んでくれたら嬉しいよ」 「キラは過保護だな」 「カガリが大好きなんだよv」 「なんか、恥ずかしいぞ?//」 「そう?」 カガリはリンゴ飴を咥えた 「ねぇカガリ」 自分とカガリの指を絡めた 「ほんとに大丈夫?無理しちゃだめだよ?」 「うん」 おでこをあわせた 「心配してるんだよ?」 「うん」 「好きだから」 「うん」 「だから、たまにはさ息抜き」 「うん」 「ね?」 「わかった」 そういってカガリも微笑んだ チュウ 「っん」 カガリの鼻にキスした 「キラ!?」 クスクス 「キラ!!」 「約束ね」 「うん、わかった///」 約束