「っく、アハハ」

そんな筈無い

「ふっ、ぅ・・クク、アハハハハ」

逃げるはずない

「ぅえ、アハ、ハハハ」

ウソだ

「あーあ」

「ほんとあーあだね」


あたし捨てられたんだっ
 
  
  
  
  
  
  
  
  
Raison
 
  
  
  
  
  
  
「ドミニク少尉は軍を離れ・・・」

何よそれ、 

「逃げたの?アハハ、逃げたの」







「ホント最低ね」



何なのよ、これ

守るって言ったくせに、逃げるのね

とんだ根性なしだわ


まだ、待っててあげたのに
帰ってくれば許してあげたのに
もういない





もう要らない















「やはり駄目か、マガイモノの限界だな」

待って

「新しいアレを、早く用意させなければいけないな」

待ってよ

「さて、どうするか、いっそ処分でもしてしまうか」

やだっ



「まあいい、どうせ用済みだ。捨ててしまえばいい。」

お願い待って、





もう何も要らない
何も無い


あたしが、ここにいる意味も


誰も助けてはくれない



泣き疲れて腫れた目が重たい
動くことすらダルイ
何をしても、何もしなくても捨てられる。

もう何も見えない。





あたし、要らないのね