花火と火花









「ぁーきれいv、凄い花火ってこんなに大きいのね」
「打ち上げっていうんだ、手にもってするものもあるよ」
「怪我とかしないの?」
「大丈夫だよ、小さいし火力もそんなにないから」
「うん」
 
「何か不思議な感じ、ジエンドに乗ってる時の火花とは
全然違うわ、こんなに綺麗なのね」
 
「今度、手もちはなび買ってくるよ」
「売ってるの?」
「夏は大抵どこの店でもあると思うよ」
「ほんと?すっごくたのしみだわv」
「うん」
喜ぶ顔を見れるのが好きだ。


 
「アネモネ」
「なーに?」
「林檎あめ食べる?」
「あめ?」
「うんアレ」
何かに刺さったいつもより赤いリンゴが見える
「甘いよ。」
「うん、食べるv」


「はい、どうぞ。」
「ありがとう、カワイイv」
「姫リンゴだよ」
小さいリンゴ
「ん〜おいし〜vv」
「よかった。」
「ドミニクは優しいわね」
「そうかな、」
「そうよ」
「好きだから//」
「うんv」

満たされてる。って最近良く思う。
ドミニクがそばにいるだけで、
嬉しいし、楽しい。

「ドミニクにもあげるわ」
「くれるの?」
「うんv」
姫リンゴ飴を、ドミニクは少し舐めた
「おいしいでしょ?」
「うん、甘いね」

また花火が上がる
「あ、凄いっ今の見た?」
「うん、ハート形だったね」
「凄い!かわいい。」

「ドミニクの目は優しい」
「ん?」
少し背伸びして、ドミニクの頬に口付けてみた。
「あ、アネモネ////」
クスクス
「大好きv」
「ありがとう//」
「あ、頬っぺたリンゴ飴ついちゃったかも、拭いとく?」
「え、いや、いいよ。大丈夫」
「いいの?」
「うん」
クスクス
「・・・アネモネ」
「・・・・ん・・・」
リンゴ飴を持ってる腕を掴まれて、今度は唇に触れられた。
離れ際に、唇を舐められた。
「飴、ついてたから///」
「・・・うん//」






ずっとこのままでいい、
って、少し思った。