シャボン玉

「ねえ、ドミニク。あれな〜に?」 「あそこは、軍が使う土地だったから、バリケードをはっているんだよ」 「ふ〜ん」 「もうすぐつくと思うよ。」 「楽しみだわ」 あれから、色々な所を周ってる。 暑くもなく、寒くもない。 バイクに乗ってるから、風が心地いい。 ドミニクがあんまり揺れないようにゆっくり運転してくれるから。 景色を見ながら、お話しながら。 とっても楽しい。 「見えてきた。アレがメカニックのアクセルさんが居る所だよ」 「エウレカの彼がいたところね。」 「ああ、アクセルさんはとても腕のいいメカニックだよ」 「うん。」 いいな〜、エウレカの彼ってここで生まれたんだ〜 緑が沢山あって、花もいっぱい咲くわよね あたしも、ここに生まれたかったな〜 「あ、ねえドミニク。あの子達エウレカの」 「ん?あ、ほんとだ。」 家の前にはモーリス達がいた。 「あー!!ガリバーだー」 「わーい」 リンクとメーテルが走ってきた。 ドミニクはバイクを止めた。 「モーリス、アクセルさんはいるかい?」 「おじいちゃんは、中だよ」 「ありがとう。」 「お姉ちゃんも後で一緒に遊ぼうね」 「いいわよv」 「僕も僕もー」 中に入っていくと、工具を扱う音と、油のにおいがした。 「アクセルさん、こんにちは」 「おー、よく来たなぁドミニク君」 「こんにちはv」 「そちらのかわいらしい人は、彼女かい?」 「あ、、はい。」 ちょっと、照れながら言うドミニクが面白かった。 メガネをかけたアクセルさんは、優しい顔をしていて。 何だかとても落ち着いた。 「どれ、バイクをみてやろう。」 「仕事中だったんじゃないんですか?」 「なに、大したことじゃない」 そういって、アクセルさんはにかっと笑った、 「あたし、モーリス達と遊んで来るわね。」 「ああ」 「月を見ましたか?」 「ああ、毎日みとるよ」 「昨日、名前がありませんでしたね。」 「早く帰ってくればいいんだがなぁ」 「もしかしたら、と思って。来てみたんですが、まだ早かったようですね。」 「そのうち、ひょっこり帰ってくるだろう。」 「そうですね。」 「何なら、今日は泊まっていくといい。」 「ええ、」 外では、子供達とガリバーが仲良く遊んでいた。 「ガリバーいい子にしてる?」 「うん、してる」 「お兄ちゃんは?」 「アクセルさんとお話してるわ」 「お姉ちゃん遊ぼう?」 「何して遊ぼうか。」 シャボン玉が、ふわふわ浮かんでる。 「わ〜大きいー」 「僕も、」 「あ、お兄ちゃん」 「ドミニク」 「シャボン玉、綺麗だね。」 「あたしこれ初めて見たわ」 「私が教えたんだよ」 「僕だよっ」 高い所まで飛んで、割れたら消える。 光があたると、また綺麗になる。 「お姉ちゃん楽しい?」 「楽しいわ、ありがとね。モーリス」 「うんv」 「あたしも、」 「僕もだよ」 「うん、メーテルもリンクもありがとう。すごく楽しいわ。」 「「うんv」」 「よかったね、アネモネ」 「うん」 高く高く、もっと高く。 あの二人の所まで。 飛んで行ったくれればいいのに。